「勘兵衛はうす」探訪 vol.1

今日から、「勘兵衛はうす」について、少しずつご説明させて頂きます。
「勘兵衛はうす」は、明治時代(明治15年頃)の建物を一部残して、昭和10年代に、数年かけて大改築した建物です。
改築後70年以上経った古民家です。

改築の為の材木集めに数年を要し、さらに改築にも数年を要し、長い年月をかけて完成した建物です。
改築の為に集められた材木の残りで当時の番頭さんの家を建てたとの事なので、いかに吟味した材木を沢山集めたかがうかがわれます。

去年の夏、古文書関係は射水市新湊博物館へ、民俗資料は富山市民俗民芸村に寄贈されたとの事です。

建物の詳細については、いずれ職芸学院の先生に詳しくご説明して頂く事になっていますが、今はとりあえず聞きかじった内容をお知らせします。

ご先祖は代々網元をしておられ、北前船で北海道でもご商売をされておられました。
番頭さんや女中さんがおられ、大変栄えたお宅です。

先ずは、外観からです。
外壁は、黒漆喰になっています。
漆喰に灰墨を混ぜたものだそうです。

アプローチです。

勘兵衛はうすアプローチ

屋根の形状はむくり屋根になっています。
よく神社、仏閣、城郭等では、屋根の中間が窪んで端が高くなった反り屋根になっていますが、これはその反対で屋根の中程が盛り上がり、柔らかな曲線を描いています。

写真には写っていませんが、右側に作業場があります。
左側は、長い塀が続いています。

勘兵衛はうす外観4

塀の土台になっているのは、石の様に見えますが、コンクリートです。
昔、庶民にとっては、高価でコンクリートが手に入らなかった時代に作られたものです。

塀の内側は庭です。
庭は縁側から眺める事が出来ます。

正面は本玄関です。
聞くところによれば、この玄関は、お正月と冠婚葬祭の時のみ使用する来客用玄関だったそうです。
本玄関の右手に、通常の玄関があります。
(とは言っても、我が家の何倍もある広い広い玄関です。)

勘兵衛はうす外観2

塀をぐるりと廻った反対側です。

勘兵衛はうす外観1

こちらは、近年になって整備され、今は樹脂製の竹垣になっています。
竹垣に沿って進むと、蔵があります。
2つの土蔵を建屋で囲ってあります。
こちら側から見ると、むくり屋根の形状が良くわかります。

勘兵衛はうす外観5

これで外側を半周した事になります。
建物内部については、vol.2でお知らせします。
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富山県内の古民家を拠点として、様々な催しを通じてゆるやかに交流する集いです。
四季折々の自然に親しみ、恵みを享受しましょう。
地域に住む人々の生活の知恵を学び、会員相互の得意技を発揮して、失われつつある手仕事の伝承や、もの作りの面白さ等を共に楽しみましょう。

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